誰かにとっての喜びや幸せを生み出す活動を -東京学芸大学蹴球部 オフィシャルファンマガジンStones.-
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はじめまして。
東京学芸大学蹴球部(以下、東学大蹴球部)4年の山口耕平と申します。
選手として活動する傍ら、ピッチ外では主に広報の仕事を担当しています。
今回は弊部オフィシャルファンマガジンStones.(以下、ストーンズ)についてお話ししたいと思います。
東学大の魅力がぎゅっと!ストーンズとは?
ストーンズとは、蹴球部員が0から企画・制作を行なっている広報誌のことです。
その内容は、
“チーム組織図”・“選手名鑑”・“選手インタビュー”・“マネージャーベストショット集”・“マスコットキャラクター特集”
など多岐にわたります。
その完成度は見事なもので、部員が作ったとは思えないほどのハイクオリティとなっています。
大ボリュームに弊部の魅力がぎゅっと詰まった素晴らしいもので、毎号とても楽しみな企画が盛りだくさんとなっています。
タイトルとなっている「“Stones.”」には、関東リーグ復帰に向けて当時の監督が仰っていた
「我々がやるべきことは昇格決定戦に向けて“石を積んでいく”ことだ」
という台詞が由来となっています。
2020年10月に初号が発行され、その後第5号まで発行(2021/08/03現在)されており、弊部HPを通じてインターネット販売しています。
第5号からはフリーペーパーとなって無料でお配りしております!
(是非一度HPをチェックしてみてください!)
< https://gakugeisoccer.wixsite.com/tgufc-official/shop >
東学大をさらに好きに!
ストーンズは、昨年度卒業したOBが主体となって立ち上げました。
試合を観に来てくれるファンやサポーターの方々に向けて、
「さらに学芸を好きになってもらうための広報活動は何かできないか」と考えたのがきっかけでした。
当初の想定では、試合会場に足を運んでくれる方々のために、試合開始前やハーフタイムなどの時間を楽しんでもらうことを考えていましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、昨年度はインターネット販売のみとなりました。
ストーンズの企画を立ち上げた当初は、新規ファンの獲得ではなく、既存ファンへ向けたものを想定していました。
東学大蹴球部を好きでいてくれる方々に向けて、さらに東学大蹴球部を知ってもらい、好きになってもらえるように、という願いが込められていました。
また、広報誌を発行するうえでの大きな理由のひとつとして、“モノ”として東学大蹴球部の活動を残していきたいということがあります。
現在はTwitterやInstagramなどSNSというソーシャルメディアにより、紙媒体などを使わなくても様々な情報が手に入るようになりました。
しかし、SNSは素早く情報を受け取ることができる反面、得た情報がすぐに流れてしまうということがあります。
そこで紙媒体として手にとってもらうことによって、いつまでも東学大蹴球部のことを見ていただけるのではないかと考えました。
また、東学大蹴球部サポーターの方々の中にはSNSを利用していない人がいることもあり、そのような方々のためにも紙媒体での情報発信をしていきたいという思いもありました。
愛されるチームを目指した広報活動
弊部では、広報活動を行うための専門の部署として「広報部」を設けています。
広報誌を作成する「ストーンズ班」の他にも、スポンサー獲得にあたる「スポンサー班」や部員ブログの企画編集を行う「部員ブログ班」、公式戦に関する情報発信を担当する「試合速報班」など6つの班から成り立っています。
広報部の責務は、“愛されるチーム”を目指して、チームのブランディングを広報の立場からマネジメントすることだと考えています。
広報とは非常に多くの方々の目に触れるため、その内容や伝え方には最大限の工夫をこらす必要があります。
日頃より応援してくださる方々への情報提供や、新たなサポーターの獲得を目指して、多くの人に東学大蹴球部の魅力を発信しています。
すべての班が、“愛されるチーム”を目指して日々全力で広報活動に励んでいます。
大学サッカーの可能性を発揮するために
ところで、大学サッカーの持つ可能性は、ピッチ内だけなのでしょうか。
―地域にどんな貢献ができるのか
―応援してくださる方々に何ができるのか
―自分たちは何を得ることができるのか
広報活動をはじめとするピッチ外の活動を通して、私たちは何ができるのかを考え、行動し、発展させていく必要があります。
単なる情報発信にとどまってはならないと感じています。
大学サッカーは、ピッチ内だけではなくピッチ外においてもその可能性を十分に発揮することができると感じています。
広報活動を通して、これまでにない新しい価値を生み出していくことが求められています。
新しい公教育モデルの形成を目指して
東京学芸大学では、公教育におけるオープンイノベーションを進めるため一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構を核とした産官学民の協働的な取り組みを促進するプラットフォーム『Explayground(以下、エクスプレイグラウンド)』があります。
昨年度末、私たち東学大蹴球部は、「東京学芸大学蹴球部PRラボ EXPitch」という名でエクスプレイグラウンドへの加入を果たしました。
エクスプレスグラウンドとは、未来に向けての新しい学びを創造する場であり、持続可能な豊かな社会の実現に向けた取り組みを行っています。
東京学芸大学蹴球部PRラボ EXPitchでは、蹴球部員はもちろんのこと、民間企業や地域住民など多様なステークホルダーを巻き込み、創造的な活動を通してその成果を社会につなげようと活動しています。
大学スポーツの枠組みを超えた活動を通して、主体的に自分の「好き」「面白い」「課題」を持ち込み、何かに没頭する中から得る学びを大切にした、新しい公教育のモデルを形成していきます。
エクスプラスグラウンドでの取り組みに関しましては、こちらも是非ご覧いただければ幸いです。
< https://note.com/explayground/n/na1628c1a8968 >
新しい出会いを生み出すスポンサー獲得
ストーンズでは第3号より、企業向け広告欄を設け、そこで地域の企業様に関する情報発信を行っています。
私はストーンズ制作に関して、主にこの広告欄の担当をしていました。
いわゆるスポンサー獲得を目指してきたということです。
スポンサー獲得に関しては前例もなく、知見も乏しかったためスポンサー班を立ち上げた当初は、右も左も分からない状況でした。
そのなかでも何か動き続けなければいけないとの思いもあり、毎週のようにオンラインでミーティングを重ねたり、地域の企業様にポスターを配布したりする活動を地道に続けてきました。
活動を通して常に考え続けてきたことは、
スポンサーを獲得することが、私たち蹴球部だけのメリットになってはならない
ということです。
東学大蹴球部の魅力発信につながるのか。
“地域に愛されるチーム”につながるのか。
地域に貢献することにつながるのか。
これらについて日々模索する毎日でした。
そんな思いがありつつも、スポンサー獲得に向けて地域の企業などを駆け回りましたが、最初はなかなかいい返事をいただけませんでした。
しかし、地域で働いていらっしゃる方々とお話するなかで見えてくるものは多々ありました。
それは、「東学大蹴球部の活動には、人々を笑顔にする力がある」ということです。
とても印象的だったのは、とある印刷会社を訪問したときです。
その会社は古くからある老舗で、おじいさん二人が働いていました。
アポイントメントなしの訪問にも関わらず温かく迎え入れてくれ、美味しいコーヒーまで淹れていただきました。
私たちの活動についてあまり知らない様子でしたので、スポンサーに関するお話だけではなく、リーグ戦など普段の活動についてもたくさんお話させていただきました。
ほんの僅かな時間であり、特別な何かを話していたわけではないのですが、最後には「とても楽しいお話をありがとう。応援しているから頑張ってね」と笑顔で言っていただきました。
結果としてスポンサー支援はしていただけなかったものの、スポンサー獲得を目指した活動そして広報活動の意義はここにあるのではないかと肌で感じることができました。
私たちの活動そのものが
“誰かにとっての喜びや幸せになり得る可能性を秘めている”
ということです。
スポンサー獲得は、東学大蹴球部を介して、地域社会・企業・そしてそこに暮らす人々をつなげ、新しい出会いを生み出すきっかけだと考えています。
この新しい出会いのきっかけを全ての広報活動を通して生み出していきたい。
そしてその出会いから少しでも喜びや幸せを感じ取ってほしい。
そう強く感じています。
いつどこでだれの琴線に触れるか分からないからこそ、私たちは全身全霊でそして謙虚に広報活動を続けていかなければならないのです。
ストーンズが紡ぐ物語
ストーンズに関しては、今後さらに多くの方々へ届けていきたいと考えています。
東学大蹴球部を知っている人はもちろんのこと、まだあまり知らない人やそもそもあまりサッカーに興味のない人たちにも手にとってもらいたいです。
ストーンズを通して、広報活動を通して、そして東学大蹴球部を通して、より多くの人々へ喜びや幸せを届けていきたいです。
私たち東学大蹴球部の広報活動はまだまだ道半ばです。
自らの活動を発信することによって、新たな価値を生み出していきたい。
ピッチ内の活動はもちろん、ピッチ外の活動にも全力で取り組む私たちに今後とも注目していただければ幸いです。
今後とも東京学芸大学蹴球部の応援の程、どうぞ宜しくお願い致します。
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