Instagram活用事例|鹿屋体育大学サッカー部
この記事でわかること
・Instagram運用の組み立て方・企画の考え方
・鹿屋体育大学サッカー部での投稿事例
目次 [非表示]
はじめに
鹿屋体育大学サッカー部SNS運用の全体像についての前提を知りたい方は、まずこちらの記事をご覧ください。
この記事では、インスタグラムの運用のポイントについて鹿屋体育大学サッカー部の事例を用いながら詳しく紹介していきます。
鹿屋体育大学サッカー部は2018年8月にインスタグラムアカウントを開設しました。2019年2月には、フォロワー800名を超え、現在は1,000名を超える方にフォローしていただいています。
『自分の部活でInstagramを運用しているが、どんな投稿をして良いかわからない…』という悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
まずは、Instagramについて知ろう!
Instagramの特徴は以下の通りです。
・10代から20代が多い
・画像メイン
・複数投稿(10枚まで)
・ストーリー
・ハッシュタグ
・世界観の形成に優れている
この特徴から、Instagramは若者向けの雑誌のようなSNSという印象を持って運用していました。
鹿屋体育大学サッカー部のInstagram運用事例
概要
アカウント開設の背景
Instagramアカウントを開設する前は、TwitterとFacebookを運用していました。Twitterはテキストが中心となり、ユーザー数が多いという認識、Facebookではコンテンツの種類が豊富、ユーザー層の年齢が高いという認識を持っていました。そこで学生や若い方達をターゲットにしたいと考えInstagramのアカウントを開設しました。また、ホームゲームでは必ず一眼レフで撮影を行っているため、チームや選手の画像は豊富に持っていました。Instagramで画像を通してサッカー部の魅力を伝えられると考えました。
運用方針
コンセプトは「選手の笑顔をお届けすること」です。
試合会場では試合の緊迫感や臨場感を味わうことができ、Twitterではサッカー部の最新情報をリアルタイムで知ることができ、Facebookでは最新情報から動画やアルバム等といった様々なコンテンツを見ることが出来ます。
そう考えたときに、Instagramではチームの活動と選手の笑顔を伝えることでファンの皆様に楽しんでもらいたい、よりサッカー部に親しみを持ってもらいたいと考えました。そして、他のSNSよりも笑顔の写真や選手の個性が伝わりやすい写真を選んで投稿していました。
具体的な投稿内容
運用するにあたって、デザインを重視した時期とデザインはせずに写真をそのまま使用した時期がありました。どちらの時期とも投稿の内容に違いはなく、大まかに整理すると「試合に関する投稿」、「チーム・選手紹介」の2つです。それでは、なぜデザインを重視したのか、なぜデザインすることをやめたのか、またそれぞれの時期でどのような投稿をしていたかを実際の投稿を参考にしながら説明していきます。
デザインを重視した時期
デザインすることを重視した理由は2つあります。
1つ目は、画像を見ただけでその投稿のイメージがつくようにしたかったからです。
2つ目はブランディングのためです。
そのため、一目で見たときに投稿内容か伝わりやすいデザイン、チームカラーを取り入れたデザインを意識して画像を編集していました。
試合結果
画像は一眼レフで撮影した写真を使用し、文章に試合日時、対戦相手、場所、結果、簡単な試合内容を記載し投稿していました。試合結果を1枚のクリエイティブと9枚の写真で投稿していました。クリエイティブではスタメン写真を中心にし、その上下にどのチーム(Aチーム、Bチーム等)の何の試合か(リーグ戦の何節か)を一目見ただけで分かるようにしていました。
試合告知
試合告知の画像は日時・大会名やリーグ名・対戦相手・試合会場が分かるようにデザインしていました。その画像を使用し、文章に日時、大会名やリーグ名、対戦相手、試合会場、一言を記載して投稿していました。また、その投稿は試合日時の約一週間前に行なっていました。
MY BOOTS
画像は選手がスパイクを持っている画像と選手が使用しているスパイクを使用し、文章にスパイクと選手の紹介を記載して投稿していました。
この投稿で、どうなることを狙っていたのかを記載
この時期にサッカー系メディアでJリーガーのスパイク特集をやっていたので、その企画を参考にし、鹿屋でも特集を組みました。また、選手に憧れている子どもたちや興味を持っているファンの方にとっては、よりサッカー部を楽しんでもらえるきっかけになると考えていました。
練習風景
画像は練習中に一眼レフで撮影した写真を使用し、文書に練習内容やチームの雰囲気などを記載し投稿していました。
試合と違った選手の一面を伝えることで、ファンの方にサッカー部を更に楽しんでもらいたかったです。
同郷FC
画像は地元や出身校が同じ選手たちの画像や対象選手のプレー中の写真を使用し、文章に簡単な選手紹介や対談内容(テーマは地元や出身チーム)を記載し投稿していました。
選手が入学する前のストーリーを知ってもらうことで、より選手やチームに興味や愛着を持ってもらいたかったです。
笑顔で振り返る総理大臣杯
総理大臣杯中の選手が笑顔で写っている写真を使用し、文章に写真が撮られた時の試合情報を記載して投稿していました。
総理大臣杯が負けて終わってしまったというネガティブな事実をポジティブに伝えたかったので、この企画を行いました。選手の笑顔と一緒に総理大臣杯の結果を振り返ることで、成績を伝えると同時にファンの方に前向きな気持ちになって欲しかったです。
写真をそのまま使用していた時期
一眼レフで撮影した写真を編集せずに投稿していました。
なぜ、デザインすることをやめたかと言うと、投稿する度にフォロワーが増えると考えたからです。
デザインする事のメリットとして誰が見てもわかりやすい投稿やチームのブランドイメージを表現する投稿を作成できるのですが、デメリットとして次の投稿までの間隔が伸びてしまうと言う問題がありました。
運用していく中でフォロワーが増えるタイミングは新規投稿した後であったので、投稿数を増やす事でフォロワーが増えるのではないかと考えました。そのため、デザインをやめ、写真をそのまま投稿していきました。必然的に編集にかかる時間がなくなったので投稿数を増やすことができました。
投稿数が増えることでユーザーとの接触回数が増え、フォロワー増加につながりました。
この時期は一日最高で2回、最低1回投稿するようにしていました。この理由は接触頻度を増やしすぎて嫌悪感を抱かれることを予防するためです。また、1日の中でいつ投稿すればいいのか知るためにはインサイトを活用することをお勧めします。なぜなら、フォロワーがインスタグラムに滞在している時間帯を見ることができるからです。インサイト→オーディエンス→フォロワーの順で見ることが出来ます。
試合結果
画像は一眼レフで撮影した写真を使用し、文章に試合日時、対戦相手、場所、結果、簡単な試合内容を記載し投稿していました。全ての画像を編集せずに使用していました。
選手紹介
画像は選手たちが笑顔で写っている写真やプレー中の写真を使用し、文書にその選手の簡単な紹介を記載し投稿していました。選手の笑顔の写真を多用していました。Instagramを開いたときに笑顔の写真があれば、ファンの方も笑顔になってくれると考えたからです。
OB情報
画像はニュースをOB選手の大学生時代の画像を使用し、文章はOB選手の情報を記載し投稿していました。OBの所属先のファンにサッカー部を知ってもらうきっかけ作りが目的でした。
選手の進路情報とその選手の特集
画像は選手の写真を使用し、文書に加入先の情報や選手の簡単な紹介を記載し、投稿していました。
また、この企画の投稿は8回行いました。内訳は加入リリース1回、選手コメント1回、選手紹介6回です。選手情報や選手の気持ちをサッカー部のファンへ伝えることはもちろん、サガン鳥栖のファンにも伝えることを心がけました。Twitterと連携することでサガン鳥栖のファンへの拡散が可能になり、大学時代の樋口選手のストーリーを伝えることが出来ました。
4年生文集企画
画像は紹介選手の写真を使用し、文章に選手紹介とその選手が考えた文章を記載して投稿していました。4年生が自分自身の大学生活を振り返ることで、大学スポーツでどんな経験が得られたのか伝えることが目的でした。
最後に
何より、運用するプラットフォームの特徴を理解した上で、コンテンツを考えていくということが大切です。
必ずチームの特徴や個性があると思うので、それをInstagramを通して伝えていくことで応援してくれる人を増やしていきましょう。
もし、その特徴に気づけない場合やその特徴をどう伝えていけばいいか分からない場合は他の大学やプロのチームがどのような投稿をしているか観察してみることをお勧めします。
自分のチームにあった運用法を考えていくにあたって他のチームを参考にすることはとても重要なことです。
もちろん、他チームの真似をするだけでは、自分たちのチームの魅力を伝えていくことは難しくなってしまうかもしれません。しかし、本記事で説明したような視点で他のチームの投稿を分析してみると、自チームで参考にできるような投稿や企画が見えてくるはずです。
Instagramを通じてチームの魅力を発信することで、大学スポーツを一緒に盛り上げていきましょう!
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