「自己分析は大事である。」という言葉の本質とは?
この記事でわかること
「自己分析は大事である」この言葉の本質を本記事では追っていきます。多くの大学生が、就活といえば自己分析というようにわけもわからず自己分析をしていることが多いです。
本記事を通して、なんのための自己分析なのか?を明らかにしていきます。
「自己分析は大事!ってよく聞くけど、ぶっちゃけどうなの?」
誰もが一度は考えたことがある、だけど答えがわからない…本日はそんな疑問について一緒に考えてみましょう。
自己分析の重要性を謳う記事
就活体験談を見てると、自己分析が一番大事だったとの表現が多い。
それはなぜだろうか…?
私の考える自己分析とは、自分が知らなかった自分を知ることだと思います。
自分を客観視することで、強みや弱みに気づき、これからどのような人間になりたいかを知ることができました。
自己分析をすることで、自分の軸を持ち、自分のことが語れる人間になりたい!と思うようになりました。
将来を見据えて、何を目標として、目標の達成のために自分は何ができて、自分がどうなりたいかという「ビジョン」を具体的に持つことができるようになりました。
(武蔵大学ラクロス部武原さんの記事はコチラ)
就活開始時期&何から始めたか、何きっかけで始めたか
3年の5月から長期インターンを始め、10月から自己分析を始めました。
長期インターンは、もともとアパレル業界に興味を持っていたこともあり、その業界の先輩が長期インターンを始めたのが5月だったので始めました。
自己分析は、部活の先輩からCSParkCareerを紹介してもらったのがきっかけです。
始めたころは就活のゴールすらもわかっていないほど何も知らなかったので、まずはCSParkCareerで自己分析を行い、
その結果をもとに、アドバイザーにもらったアドバイスも踏まえて就活を進めていきました。
自己分析をすることで自分の軸が出来上がったのがよかったと思います。
自分の軸は「チャレンジできる環境」と「人の心に残る仕事」です。
(明治大学ソフトテニス部西本さんの内定者インタビューはコチラ)
世の中には『絶対内定』という本や『自己分析セミナー』など、自己分析の重要性を訴える記事やメディアが多数存在しています。
「重要だ!」
「大切だ!」
「もっと就活初期からやっておけばよかった…。」
そんな声をよく耳にしますが、そもそも自己分析は、何がそんなにも重要なのでしょうか?
自己分析の重要性3つ
1.選択の軸
何のための自己分析か?
みなさん、自己分析は何のために行うのだろうか?
筆者は1つの理由として『軸を作るため』だと考えています。よく就職活動では隣の芝が青く見えてしまう現象が多々起こってしまうのが実情です。
世の中にはいい企業はたくさんあり、有名なところ、稼げそうなところ、安定そうなところ、楽しそうなところ…
とりあえず…知ってるところを…
:
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:
\ちょっと待って!/
そんな方がいたら、立ち止まってください。
本当に選び方ってそれで良いのでしょうか?
受験のように有名なところへ行ったら勝ち。
そんな偏差値就活をして良いのでしょうか?
なぜ、高校受験や大学受験に自己分析がないのに、就活には自己分析があるのか考えたことはありますか?
学校と会社の違い
固い話ですが、すごく重要。
教育を受けることは世の中の様々な生き方を、学業や学生生活を通じて学んでいくこと。
その生き方を体現する場所が社会であり、その能力を社会に向けて貢献する活動が仕事であり、その集合体が会社である。
であれば、仕事は1つの決意が語られるべき場所である。
今までの人生経験を基軸に、今後どうなりたいのか?を語られるべき場所である。
そこには言い訳は通用しない。
仕事したことないからわからないや、どうやって選べばいいか教えてくれない、わからない。
誰しもが、仕事をしたことがない。
日本の新卒マーケットでは全員が同じルールで就活をスタートする。
そんな中で自分のやりたいことを本気で探し続けた者だけが、第一志望の会社から内定を獲得できる。(第一志望から内定を獲得できる学生は約10%と言われている)
では、どうすれば自分の決意が語られるべき場所を見つけることができるのか?
具体的な選択基準の考え方
一言で言えば、自分の過去の人生を元に、未来の人生を語るということになるが、実際はどんなプロセスなのだろうか?
まず、一つ目に考えていきたいのが、上記の3STEPである。結局は自分の生きたい人生の延長線上に企業、仕事があることを語れるかが重要であり、そこへの一貫性がなければ、選択すべきではない。
キャリア軸の3要素
もう一つ考えていただきたいのがキャリア軸の3つの要素である。
自分の価値観をベースに未来を考えた時、以下のように選択ための軸を持つことが必要である。
CONTENT軸=仕事内容
~自分はどんな価値をこの世界にもたらしたいのか?~
ex.
『世の中のインフラを整えたい』
『人生の岐路に携わりたい』
CULTURE軸=組織文化
~どんな価値観を持った仲間と働きたいのか?~
ex.
『熱意のある仲間と成長したい』
『全員が同じ目標に向かって頑張っている』
GROWTH軸=成長
~将来自分はどんな人間になりたいのか?~
ex.
『信頼される人間』
『心からありがとうと言ってもらえる人間』
この3つをそれぞれ言語化できると、自ずと自分が選択すべき企業が見えるようになってくる。
と、ここまでは内定を獲得するための自己分析の重要性について述べてきた。
自己分析には大きく2つの役割がある。
1つは、自分自身を知ることによって、自分にとって理想の企業はなになのかを知ること。
2つ目は、相手にとって自分自身がどれだけ魅力的なのかを伝えること。
ここからは後者についての話を進めていく。
2.魅力づけ
強み・自己PR・学チカの重要性
自己PR、強み、学チカ(学生時代にチカラを入れたこと)は『自分を売り込む』こと。ここが面接では重要となっていきます。
性格も、顔もブスな人間が超絶美人で、性格がいい子に「大好き、大好き、付き合って下さい!」と告白してもおそらく付き合えないだろう。
就活もそれと同じで、企業のことを大好きになると同時に、企業側にも自分のことを好きになってもらう必要がある。
それでは、自分をアピールするための自己PR、強み、学チカとは具体的に何を話せばいいのでしょうか?
“自分の強み”とは
自分の強みとは、結果要因、思考、価値観というもの。
少し言葉が難しいので下記の図を見てほしい。
上図の通り全ての結果は思考から生まれる。
「あなたの強みは何ですか?」
と、面接官に問われた時に何を答えればいいのだろうか?
結果を誇る
日本一になりました、世界大会出場、関東選抜選出などなど誇れる結果を残すこと自体はすばらしいですが、実はそれを強みとは言いません。
行動量を誇る
毎日20kmもの距離を走った、朝から晩までコートに立った、10年間1つの競技を続けたなどなど話をしているが体力だけ、忍耐力だけが強みとはどうだろうか?
ただ、量だけこなせる人が評価されるだろうか?
この答えもNOである。行動量をこなせることももちろん重要であるが、忍耐力だけを評価されるのでは内定に至りづらい。
結果要因、思考、価値観を誇る
これが部活動においてもビジネスにおいても、最も重要な強みとなる。思考があるからこそ、再現性を生めるようになる。この思考を表現することが一番の合否の分かれ目になる。その思考の深さがみなさんの強みではないだろうか?
例えば、部活の幹部であるタイプの人間が一軍、二軍チームの格差に悩んだ時に
A:2軍はやる気ないから、一軍だけにフォーカスしよう。ほっておこう。
B:やる気ないのはなにかしらの要因があるはず、そこを変えていこう。
これだけでも大きな思考の違いである。
Aはこの状況を他責にしてしまい、問題を放置してしまっている。
一方、Bは自責になり、問題に対して真摯に向き合おうとしている。
彼らの思考の違いがアクションの違いを生み、その後のチームの未来すらも変えてしまう可能性を有している。
これだけではなく、もっと深めていきたい。
AとBはなぜ、そのような意思決定をしたのだろうか?彼らに醸成された判断基準の要因はなんだろうか?
結論、他責と自責であるが、自責とはなにか。ほかの場所でもこのような行動を意識しているのだろうか?
など
自分の行動だけではなく、行動要因及びその転用や習慣などまで話せるとより一層彼らの強みが強固なものとなり、面接官からの評価も大きく変容する。
目的の有無
目的を持った個人と持たない個人どちらが強いでしょうか?
目的を持った個人は持続性を得ることができる。なにかを継続すると考えた場合、そこに待ち構えるのは挫折である。その挫折に直面した時、人間は弱い生き物であるからこそ、逃げたくなる。その状況下で支えになってくれるのが彼らの中枢にある目的だ。
目的があるからこそ、諦めない。目的があるからこそ、可能性を感じる。目的があるからこそ、向き合う。
そういった自らを奮い立たせる目的がある人間が最後には勝つ。
結論
自己分析はなぜ、必要か。それは『選ばれる学生』になるためである。
選ばれる学生とは自分の意思に忠実であり、強い意思を持っている学生である。その強さをパッションである気持ち的なもの、ノリ的なもので片付けて欲しくはない。
彼らの人生をベースにその思いを言葉に乗せたものが本当の強さを持っている。
一人一人が培ってきたものを言葉へと乗せていく。
それの気持ちが言語になるからこそ、その学生と働きたい。欲しいと思われる。
自分を言葉に。
自己分析で困ってる方へ
CSParkCareerでは、忙しい体育会学生に合わせて就活をサポートしています。
体育会で培ってきた経験を社会でも活かせるよう、また、自身が納得のいく就活となるよう、一人ひとりと向き合っています。
<サポート実績>
早稲田大学 / 慶応大学 / 一橋大学 / 上智大学 / 明治大学 / 青山学院大学 / 立教大学 / 法政大学 / 中央大学 / 駒沢大学 / 明治学院大学 / 日本大学 / 日保体育大学 / 専修大学 / 大東文化大学 / 千葉大学 / 國學院大學 / 津田塾大学 / 大妻女子大学 / 学習院大学 / 成城大学 / 拓殖大学 / 文教大学 / 東洋大学 / 東海大学 / 流通経済大学 / 神奈川大学 / 筑波大学 / 都留文科大学 / 順天堂大学 / 沖縄国際大学
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