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「結果を残したい」だけで終わらない。本当に結果を残すために実践すべきこととは?

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2019年08月15日

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この記事でわかること

「日本一」「昇格」「レギュラー入り」
成し得たい目標を達成するにはどうしたらいいのか。

ナポレオン・ヒルの成功哲学をもとに、成功するヒントを探していきましょう。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶ」という言葉を聞いたことありますか?


例えば、部活動においても自分一人で何時間も「どうしようどうしよう」と迷っていたことも、先輩や監督に聞いてみると、簡単に解決することもあるかと思います。

本記事では、偉人の成功失敗に基づく成功哲学から、成功するための秘訣をお伝えしたいと思います。

成功哲学とは

著者ナポレオン・ヒルが鉄鋼王アンドリュー・カーネギーからの依頼によって執筆された本です。

「世界中の成功者たちにインタビューをし、成功の秘訣や法則を見つけ出し、本にしてくれないか」

カーネギーの依頼から、ナポレオン・ヒルは発明家であるエジソンや、インド独立の指導者ガンジーなど500人を超える著名人と対談を重ね、成功を獲得するためのプログラムを創り上げました。

それでは、まず"成功"と"哲学"に分けてより詳しく成功哲学について知っていきましょう。

成功とは

皆さんにとって、”成功”とはなんですか?

レギュラー獲得すること?

試合で勝つこと?

日本一になること?

有名企業から内定をもらうこと?

たくさん稼ぐこと?

それぞれ描く成功は様々ですが、全てにおいて大切なのは「自ら考え、自ら求めるものを、自ら叶える」ことと言えます。


つまり成功とは、自分の人生をより良く生きることであり、富や地位、勝利は、あくまでも自分の人生をより良く生きるための手段でしかないはずです。

哲学とは

ちょっとお堅く、頭のいい学者さんがやるようなイメージがあるかもしれません。

しかし哲学とはシンプルに「なぜ?」を追求し続けていくことです。

皆さんも、日常的にこの哲学的思考に取り組んでいます。


例えば、部活で強くなりたいと考えたとします。

“強い”とは何か、“なぜ強くなりたいのか”を自分の中で考えるかと思います。

その自分の中での「強くなる」の定義と理由によって皆さんも今、部活にて努力しているのではないでしょうか?

哲学は意外にも、身近な思考にはらんでいるのです。

成功哲学がどう部活に活きてくるのか?

スポーツにおいてメンタルは、大きくパフォーマンスに反映されます。成功哲学から、正しい成功のための思考を学び、模倣することで、部活における取り組み方のヒントを得ることができます。

今から実践できる4つのこと

1.自分の求めるものを明確にする

心で描いたものは、何でも現実化することが可能、と成功哲学には書かれています。

ただ、心で描くだけで実現できるわけはなく、常に描き続けられるようにするための方法が重要です。

その方法は、大きく以下3つです。

理想を具体的にする。期日を設定する

ex)4年の9月21日リーグ戦に、レギュラーとしてグラウンドに立つ

見える化する、毎日見れるようにする

ex)手帳、ケータイの待ち受けなど理想を常に見える状態にする

コミットメント=協力者を作る

ex)コーチ、家族、同期など多くの人に目標を公表する。否定されても、とにかく言う。そうすると、徐々に応援してくれる人、つまり頑張る原動力が増える。

2.自分が、自分の人生の一番の応援者になる

自分の可能性を信じ、努力を怠らない人間には、必ず富がもたらされる
ナポレオン・ヒル 著 田中孝顕 訳(2016). 成功哲学 pp.392-L17.

本文にて述べているのは、自分の可能性を自分が信じることです。

他者からの「いける!頑張れ!」ではなく、自分で自分に「いける!頑張れ!」を言える状態です。


キング・カズの愛称で親しまれる、三浦知良選手は、この哲学を実践していたと言えます。

高校生でのブラジル挑戦したカズ選手ですが、現地では強く批判され、「早く荷物をまとめて日本に帰るべきだ」という評価も受けたそうです。しかし、その時の経験を真の一流はつぶれない。強いハートや自分を信じることで乗り越える。一流と名門との差はそれかもしれない」と述べています。


今は、承認欲求で生きている人が多いです。それは、「認めて欲しい」という他者からの承認です。しかしそうではなく、自分で自分を承認することが成功に導く心構えとして非常に大切であると言えます。

3.「逆境には全て、それに相当するかそれ以上の利益の種子がある」と考える(「成功哲学」P145,L9)

怪我やスランプといった挫折や逆境を経験すると、「どうして自分ばかり」と考えてしまう時もあります。

しかし、それらをポジティブに捉えられるかどうかが成功する大きなカギとなります。


例えば、Jリーグ鹿島アントラーズに所属する内田篤人選手も、度重なる怪我が原因で苦悩を経験しています。

当時、内田選手の怪我は前例がなく、実験のような治療が続き先が全く見えなかったとのことです。しかし、そんな日々も復帰した今は「怪我をした人は俺を参考にしてほしい」と言えるほどの時間として捉えています。サポートしてくれる方への感謝、揺るぎない信念が芽生え、プレーにおける強固な基盤を作り、同じように怪我した選手への希望となっています。


皆さんの苦悩や逆境も、その後の人生における糧になります。長い時間軸で物事を考えることが大切です。

4.誰にも、分かち合うものがある

成功哲学には、黄金律という言葉が出てきます。

黄金律とは「自分がして欲しいことを、相手にする」というもの

ナポレオン・ヒル 著 田中孝顕 訳(2016). 成功哲学 pp.211-L7.

例えば、

「後輩、もっと率先して準備してよ」

「マネージャー気が利かないなあ」

というように、自分がしてもらう事ばかり考えていてはいけません。


自分がしてもらえたら嬉しいことを、率先してチームや仲間に与える。多く与えることで、多く戻ってくるということが述べられています。多くの著名な方は寄付などしていますが、それも自分の持つ富を分かち合っていると言えます。

私たちは常に自分自身の人生に対する態度と、周りの人に対する自分の態度をチェックしなければならない。

~ナポレオン・ヒル~

まとめ

皆さんにとっての成功は様々かと思います。

どんな理想も、考え方一つで叶うようになります。


今回ご紹介した成功哲学の内容はほんの一部になりますが、ぜひ部活動や就職活動においても活かし、実践してみてください。

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